敵機來る
敵機夜陰に乘じて來る
敵機拂曉にまぎれてくる
敵機また白晝われらの頭上を冒して來る
敵機來る
敵機遠く千里の外より
神州の本土を侵攻し來れり
わが精銳猛鷲
百たびこれを擊ちて退くとも
敵もまたこりずまに百たび來り
さらにまた百たびもその意志をくりかへして
さらに一層執拗果敢なる侵寇を企てんとす
戰は既に雌雄決勝の玄機にのぞみ
皇天皇土萬物悉皆いま一の白熱焦點にむかひて驀進す
ああ日の御子のすゑの若者
この日君らの死生關頭に立つて
君らの行く手を凝視せよ
その瞳をまじろぐ勿れ
而して
進め
他なし
道は坦として一